【名品111】「磔刑」マンテーニャ

【ルーヴル美術館の名品150選111】。奥がユダヤ人の首都エルサレム。坂を下り上った手前がゴルゴタの丘。「頭蓋骨の丘」という意味。ここには人骨が転がります。

磔刑は聖書最大のクライマックス。聖書の中に語られる多くの要素がここに凝縮されています。

2枚目と3枚目はフランスの地方の美術館に所蔵されているもので、ルーヴル美術館のものと同じ作品を構成していたものです。2枚目が先立つ場面、3枚目が後の場面。キリストの最後の祈り(奥に逮捕にくる一団)→磔刑→復活という構成になっていたわけです。

(アンドレア・マンテーニャ作「磔刑」、1456-1459年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV368、76×96cm、イタリア絵画部門、ドゥノン翼)
(アンドレア・マンテーニャ作「ゲツセマネでの祈り」、1456-1459年頃、トゥール、ボ・ザール美術館、76×96cm、イタリア絵画部門、ドゥノン翼)
(アンドレア・マンテーニャ作「復活」、1456-1459年頃、トゥール、ボ・ザール美術館、71×94cm、イタリア絵画部門、ドゥノン翼)


作品のより詳細な解説は下記よりご覧いただけます↓

講義のオンデマンド視聴(NHK文化センター)詳細・ご登録はこちらから↓

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000