スペインツアー(2024/4/13)トレド大聖堂④。2024.04.20 12:13トレド大聖堂。祭壇裏側。バロック様式の装飾。聖母子の上に栄光の光。上に最後の晩餐。このとき分けあたえられたパンがキリストの体で「聖体」。反対にもうけられた窓とセットで光が祭壇裏装飾を照らす構造です。
スペインツアー(2024/4/13)トレド大聖堂②。2024.04.20 12:03トレド大聖堂の中に聖母が降り立った石が所蔵されます。触れます。御利益大とか。小さな礼拝堂がありトレドの大司教イルデフォンソが聖母から衣を授かる場面が描かれます。
スペインツアー(2024/4/13)トレド大聖堂①。2024.04.20 12:01スペインは90%がカトリック、その総本山がトレドの大聖堂。三つの門の中央にトレド司教イルデフォンソが聖母から衣をもらう場面。キリストが100%人間であるという異端に対し、聖母の特別な懐胎を擁護し子供は神の子という考えを支持、聖母から感謝のしるしを授かります
どちらもムリリョ。似ているけれど違う聖人。2024.04.07 10:304/12~スペインツアー。どちらもプラド美術館のムリリョ。よく似た作品。どちらも聖母の出現。聖人は別の人。左は広く崇敬された12世紀の聖ベルナルドゥス。聖母から母乳を授かる(!)。右はスペインの聖人。7世紀。トレド大司教。聖母から儀式で着る衣を授かる。どちらも聖母を讃える著述が有...
トレドと言えばこの聖人。2024.04.05 13:284/12からスペインツアー。プラド美術館をメインにトレド、サンティアゴ・デ・コンポステラ、エル・エスコリアル修道院を訪問。トレドは6世紀に首都が置かれた歴史の古い街。トレド大司教はスペイン最高位の聖職者。かつてその地位にあり聖人となったのが聖イルデフォンソ。聖母を崇め衣を授かりま...
建物が時間の経過を表現。2024.03.28 14:154/2から開始「プラド美術館の名品群」。朝日カルチャー新宿・配信。第一回の紹介作品を御覧いただきましょう。初期フランドル絵画の至宝群。まずは気になるこちら。ロベルト・カンピン。あえて2つの建物を取り入れ、様式の違いで時間の流れを表すのです。左が古い右が新しい。テーマは聖母の結婚で...
左パネルに殉教場面。2024.03.19 15:04巡礼地の聖人大ヤコブを紹介中。斬首による殉教が描かれる作品。デューラー他。ドイツの作品。主場面は聖母戴冠。大ヤコブは左パネル。反対側には聖女カテリナの殉教場面。跪く男女が注文者で、ここでは、大ヤコブとカテリナは、夫妻の同名の守護聖人として描かれます。
特別に系図をご紹介。2024.02.28 10:00サンティアゴ・デ・コンポステラの聖人大ヤコブについて紹介中。講義でお見せした系図を特別に掲載します。聖なる人物についての記述を集めた「黄金伝説(聖母マリアお誕生)」に基づきます。聖母の母アンナが三回結婚した、という信仰です。背景の作品に描かれる左の二人の女性が聖母の妹です。
大ヤコブとキリストは親戚関係。2024.02.27 12:41巡礼地の聖人大ヤコブはキリストと親戚関係。聖母の異父妹が大ヤコブの母。キリストと大ヤコブは祖母が同じ従兄弟。こちらはルーヴル美術館。聖母が洗礼者ヨハネを身ごもったエリザベトを訪れる場面。両側に二人の女性。上に名前が書かれる。この二人がそれぞれ聖母の妹。右のサロメが大ヤコブの母です...
ロッホナーの「バラ垣の聖母」。2023.12.17 11:00あまりに愛くるしい作品なので続きを。聖母の冠はドイツに君臨した神聖ローマ帝国皇帝の冠の形。ティアラと閉じた部分からなる。垣根には白い百合も。聖母の純潔の象徴。胸のブローチには処女にだけなつくというユニコーン(一角獣)を抱く乙女が描かれます。
ロッホナーって誰?2023.12.16 12:32ロッホナーって誰?この作品の作者。中世ドイツ絵画の宝石。「バラ垣の聖母」。聖母は「とげのないバラ」と言われます。とげは人類が負う罪のこと。聖母は唯一それを負わない者。冠は聖母が「天の女王」(天国でも特別な存在)であること。冠の形がドイツ風。神が見守ります。
旧約聖書の有名な女性⑦イヴ。2023.11.27 11:00旧約聖書の有名な女性を紹介中。面白い作品を見つけたのでご紹介。何と言っても一番有名なのはイヴ。最初の人間の女性。イヴが蛇に唆され禁じられた果実を食べたのが人類の苦しみの始まり。二人の女性聖母とイヴは対比される。罪と救い。聖母の足下にイヴが蛇と描かれます。