十二使徒の筆頭聖ペテロの弟子が聖マルコ。2020.03.18 14:42四福音書記者はいずれもキリストに近い立場にあった人。マタイとヨハネが十二使徒のメンバーで直接の弟子。マルコは十二使徒に含まれませんが、十二使徒の筆頭ペテロの弟子がマルコです。マルコが秘書的な立場で書いたとすると、その福音書はキリストの最も近くにいたペトロの記憶の記録に近いでしょう...
四福音書記者はキリストについて証言します。2020.03.18 14:33四福音書記者はキリストについて証言します。磔刑。足元の二人は、左が母マリア、右が愛弟子ヨハネ。キリストは死の間際、ヨハネに母を託します。頭上の二人の人物は、左が太陽、右が月。キリストが息絶える時、太陽と月は光を失います。天体を表わす人物の目印の表現に注目です。
福音書記者ヨハネの象徴は鷲。2020.03.18 14:33福音書記者ヨハネの象徴は鷲。ルーヴル美術館。11世紀。下にIOHNNES(ヨハネ)。福音書を表す本がここにも。ヨハネによる福音書は、神についての高遠な思索から始まります。そして鷲はどんな鳥よりも天高く舞い上がる。これがヨハネ鷲が結びつけられる理由であると言われます
福音書記者ルカの象徴は翼のある牡牛。2020.03.18 14:32福音書記者ルカの象徴は翼のある牡牛。ルーヴル美術館。11世紀。上にLVCAS(ルカ)。ここにも福音書を表す本。ルカよる福音書は、洗礼者ヨハネの父祭司ザカリアの祈りから始まります。牡牛は儀式のとき神に捧げられる代表的な動物。そのためルカの象徴は牡牛というわけです。
福音書記者マルコの象徴は翼のある獅子。2020.03.18 14:32福音書記者マルコの象徴は翼のある獅子。ルーヴル美術館。11世紀。上にMARCVS(マルコ)。福音書記者の象徴は福音書を表す本とともに描かれます。マルコと獅子の関係は、その福音書が獅子の咆哮を思わせる荒野での洗礼者ヨハネの叫びから始まるためと言われます。
福音書記者マタイの象徴は天使。2020.03.18 14:31福音書記者マタイの象徴は天使。ルーヴル美術館。11世紀。下にMATHEVS(マタイ)。福音書記者と象徴の結びつけは、それぞれ福音書の冒頭がそれぞれの象徴を連想させるからと言われます。マタイによる福音書は人間イエスの系譜から始まるため人間の姿をした天使がマタイと結びつけられる、と言...
美術工芸品。四隅に四福音書記者の象徴。2020.03.18 14:30四隅に四福音書記者の象徴。ルーヴル美術館。11世紀。美術工芸品部門の必見作品。天使・翼のある獅子・同牡牛・ワシ。近くに名前、MATHEVS(マタイ)、MARCVS(マルコ)、LVCAS(ルカ)、JOHANNES(ヨハネ)。写本を収める箱。中央にキリストが描かれます。収められていた...
聖ドニが自ら埋葬の場所に選んだサン・ドニの地には聖堂ができ、王家の篤い信仰を集め、王家の人々の埋葬の地になりました。2020.01.14 04:29聖ドニ(サン・ドニ)が自ら埋葬の場所に選んだサン・ドニの地には聖堂ができ、王家の篤い信仰を集め、王家の人々の埋葬の地になりました。サン・ドニの聖堂は、国王の即位式の際使われる品々の保管場所ともなり、たくさんの宝物が集められました。こちらはルーヴル 美術館の美術工芸品部門に展示され...
皇帝シャルルマーニュはフランスの「カロリング王朝」の王様です。2020.01.14 04:17皇帝シャルルマーニュはフランスの「カロリング王朝」の王様です。在位は764-814年。フランスがまだ「フランク王国」と言われていた時代の王様です。西ヨーロッパの統一を実現して、教皇によって「西ローマ帝国皇帝」とされました。2枚目の一番右に同じくシャルルマーニュが表されています
こちらも国王ルイ13世。即位式の正装姿です。2020.01.14 04:16こちらも国王ルイ13世(ブルボン王朝、在位1610-1643年)。即位式の正装姿です(即位自体は8歳のとき)。青地に金のユリはフランス王家の紋章です。ルイ13世が手にしているのはフランス国王の即位式の時に用いられた王笏。これはルーヴル美術館の美術工芸品部門で見られます。ユリの花の...
フランス国王アンリ4世と王妃マリー・ド・メディシスを表すブロンズ像。2020.01.10 00:26ルーヴル美術館美術工芸品部門の作品。フランス国王アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)と王妃マリー・ド・メディシス(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」の主人公)を表すブロンズ像。二人はワシと孔雀とともに描かれて、ギリシア神話の最高神ユピテルとその妻ユノ女神の姿で...