「サビネの女たち」続き。ロムルス②。2021.06.22 11:05ダヴィッド作「サビネの女たち」は古代ローマ建国にまつわる話。ローマには女性がいなかったので近隣の女性をさらって妻にした。建国者がロムルス。レムルスと双子。双子の父は戦の神軍神マルス(2枚目)。大叔父に捨てられた赤ん坊を育てた雌狼は父である神ゆかりの動物です。
「サビネの女たち」続き。ロムルス①。2021.06.21 10:32女たちが夫と親兄弟の間に入り戦いを止める。「サビネの女たち」(前の記事)右の男性がロムルス。都市国家ローマの建国者。盾に「雌狼に養われる双子」の装飾。赤ん坊はロムルスとレムス。出生にまつわる話。2枚目が子供時代を描いています。
トロヤの二人の王子。ヘクトルとパリス。2021.05.25 11:05絶世の美女ヘレネをトロヤの王子パリスがさらい伝説の「トロヤ戦争」が勃発。トロヤ方の大将がトロヤ王の長男ヘクトル。惚れ惚れするような人物。民を守り死ぬ。ヘクトルとパリスの父老いたトロヤ王にヘクトルの忘れ形見幼いアスティアナクスが打ち付けられる。
絶世の美女ヘレネは卵から産まれる①。2021.05.18 12:19絶世の美女ヘレネは、多くの求婚者の中から選ばれたメネラオスの妻となる。それをトロヤの王子パリスがさらい、ギリシアの都市国家連合軍とトロヤの間で伝説の「トロヤ戦争」が勃発する。ヘレネは最高神とスパルタ王妃レダの子。ヘレネは卵から産まれます。何故?続きます。
パリスの審判。権力か?名誉か?愛か?2021.03.17 15:181枚目がクラナッハ。2枚目と同じ話「パリスの審判」。女神の美人コンテスト。女神たちは贈り物で買収をはかる。最高神の妻ユノ女神は「権力」、英雄の守護者ミネルヴァは「名誉」、愛の女神ウェヌスは「美しい女性の愛」。パリスは「愛」を選ぶ。
マルス/マーズ/アレス②。2021.03.12 10:30戦の神マルス。赤い星火星と結び付けられる。武力を重んじた古代ローマ人たちが軍神マルスを崇める。2枚目は都市国家ローマの建国者、ロムルスを描く。ロムルスは軍神マルスの落とし胤。マルスの動物オオカミの雌が、捨てられた赤ん坊ロムルスとレムスを乳で育てる
トロヤ戦争から古代ローマの歴史へ。2020.03.18 16:03アキレス。ヘクトル。ロムルス。ホラティウス兄弟。アキレスとヘクトルは、古代ギリシア伝説の戦争「トロヤ戦争」の英雄。ロムルスとホラティウス兄弟は、古代ローマの歴史の英雄。ヘクトルの親戚アイネイアスが、ローマの建国者ロムルスの祖先となり、トロヤ戦争のお話は古代ローマの歴史につながりま...
何故ナポレオンは「皇帝」か。2020.03.18 16:00何故ナポレオンは「皇帝」で「フランス国王」ではないのか?皇帝と国王の違いは何か?誰が即位の儀式(聖別)を行うかです。国王は大司教。皇帝はその上の教皇。しかもナポレオンは教皇を呼びつける。これは極めて異例のことでした。ナポレオンは一国の君主でなく「キリスト教世界全体の守護者」である...
人物は何かをじっと見る。2020.03.18 15:59「ナポレオンの戴冠式」に描かれた人物は、皆何かをじっと見ています。何か。ナポレオンが掲げる冠です。ジョゼフィーヌに皇后の冠が授けられるその時。ここに緊張感が集中しています。
新古典主義は英雄を極めて英雄らしく描く。2020.03.18 15:59ダヴィッドは新古典主義の巨匠。その前のロココは軽快で恋の場面を好む。新古典主義はロココを「軽薄」と考え、英雄を極めて英雄らしく描く。1枚目は古代、2枚目は同時代の英雄を描きます。
麗しいトロヤ戦争の英雄たち。2020.03.18 15:39アキレス、ヘクトル、アイネイアス。麗しいトロヤ戦争の英雄たち。アキレスはギリシア方最大の英雄。ヘクトルはトロヤ王の長男で対するトロヤ方最大の勇者。アイネイアスはトロヤ王家の分家の系統。ヘクトルと並ぶ勇者。滅びゆくトロヤを脱出し、「新たなトロヤ」(後のローマ)を建国する運命を担い旅...
ダヴィッド、ジェリコー、ドラクロワ。同時代の実際の出来事。2020.03.02 09:30ダヴィッド、ジェリコー、ドラクロワ(3・4枚目)。「ナポレオンの戴冠式」、「メデューズ号のいかだ」、「民衆を導く自由の女神」、「キオス島の虐殺」。ルーヴル美術館の超重要作品であるこれらの作品は、いずれも、同時代の実際のできごとに題材を取っています。