愛の女神の夫鍛冶の神ウルカヌス/ヘファイストス③

愛の女神は鍛冶の神とその母女神の親子げんかのとばっちりで結婚が決まった形。母女神は最高神の妻で結婚の女神でもありました。女性の魅力そのものの愛の女神と、母が驚くほどの姿だった鍛冶の神は不釣り合いな印象も。見方を変えると古代ギリシア社会の中で鍛冶の神とその技術がいかに敬われていたかを示します。

(「ヘファイストスが作った武器を息子アキレスに渡す女神テティス」、前575-前550年頃、パリ、ルーヴル美術館、E869、高さ37cm)

名画を読み解く

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