春・ヴィーナス誕生ともう一枚。

「ヴィーナス誕生」と「春」は対をなして解釈される。先に描かれたのは春で、当初春と対をなしていたと考えられるのが実は1枚目。智恵の女神が野蛮な者を制する。「春」は「地上の愛」を表すもの。見えてくるのが「結婚」に関する教訓。

(サンドロ・ボッティチェリ作「パラスとケンタウロス」、1482年頃、フィレンツェ、ウフィツィ美術館、2.05×1.47m)

(サンドロ・ボッティチェリ作「春」、1482年頃、フィレンツェ、ウフィツィ美術館、2.03×3.14m)

(サンドロ・ボッティチェリ作「ヴィーナス誕生」、1485年頃、フィレンツェ、ウフィツィ美術館、1.75×2.78m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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