可哀想な無実の人。

ボッティチェリです。こんな作品も描いているのです。ただならぬ不穏な印象。人物は抽象的な概念を人間の姿で表すもの「擬人像」。タイトルは「誹謗」。犠牲者が愚かな裁判官の前に引き立てられ、無実の罪を着せられる。講義ではこれも解説します。

(サンドロ・ボッティチェリ作「聖母戴冠」、1490-1492年頃、フィレンツェ、ウフィツィ美術館、62×91cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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