太陽の神のバリエーション。

ベリー公のいとも豪華なる時祷書「7月」。地上で行われるのは麦の収穫、羊の毛刈り。空には蟹座と獅子座。内側に描かれるのは「太陽の神」のバリエーション。太陽がこの時期空の蟹座・獅子座の方向にある、ということ。輝く太陽を掲げ車で移動。引いているのは竜。神話の太陽神と違う姿です。

(ランブール兄弟作「7月(ベリー公のいとも豪華なる時祷書)」、1411-1416年、シャンティイ、コンデ美術館、29×21cm)

名画を読み解く

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