さらって結婚という例もある。

男性が恋する相手をさらう例。ルーヴル美術館展「愛を描く」で来日しているもう一つの例はこれ。北風の神ボレアスがアテナイの王女に恋をしさらう。前の例のネッソスは殺される。こちらの場合女性は北風の神の妻となる。神話では結婚に結びつく例が多々あります。

(セバスティアーノ・コンカ作「オレイテュイアを掠奪するボレアス」、1715/1730年、パリ、ルーヴル美術館、0.77×、1.08m、INV303、イタリア絵画部門、ドゥノン翼)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000