救い主に会ってようやく去れる。

キリストを抱く高齢の男性。この人は「救い主を見るまで死なない」と言われていた。聖霊(神の力)の導きで出会う。感激し「万民の救い、異邦人を照らす啓示の光」と語ります。プラド美術館近くティッセン・ボルミネッサ美術館の名品。ジョヴァンニ・ベッリーニの作品です。

(女ヴァン・ベッリーニ作「主よ、今こそ僕を」、1505-1510年頃、マドリード、プラド美術館、62×83cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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