「割礼」と似ているのが「キリストの神殿奉献」。

「割礼」と似ているのがこの場面。こちらは先ほどの作品と同じ全体に属するもの。「キリストの神殿奉献」の場面です。「割礼」と見分けるポイントは、ここでは性器の処置をしていない、そしてキリストに触れる男性の頭に光輪が描かれている、というところ。この人物は場面のキーパソンです。

(ジョヴァンニ・フランチェスコ・ダ・リミニ作?「キリストの神殿奉献(聖母の生涯の12の場面)」、1445年頃、パリ、ルーヴル美術館、MI466、59×29cm)

名画を読み解く

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