ルーヴル美術館絵画部門の麗しの男性たち。キリスト。

ルーヴル美術館絵画部門の麗しの男性たち。キリスト。17世紀イタリアの画家グイド・レーニの表現です。茨の冠は王冠。葦の棒は王笏。救い主を表す「メシア」という言葉には「王」という意味もありました。神の愛の本質に立ち返る新しい教えを説いたキリスト。逮捕され王の扮装させられ揶揄されます。


(グイド・レーニ作「葦の棒を持つキリスト(またはこの人を見よ)」、1639-1640年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV528、60×45cm)

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