ネスルの塔。

聖ルイ(ルイ9世、カペー王朝、在位:1226-1270年)の後ろに見える丸い塔はネスルの塔というもの。フィリップ尊厳王(カペー王朝、在位:1180ー1223年)がパリを守る城壁を作りこれはその一部です。今はもうありません。同じフィリップ尊厳王がパリを守る城壁とともに砦として作ったのがルーヴルの起源というわけです。

(アンドレ・ディープル作?「パリ高等法院の磔刑図(部分)」、1450年以前着手、パリ、ルーヴル美術館、RF2065、2.26×2.70m)

名画を読み解く

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