ハムラビ法典にも太陽の神。2023.07.31 10:30獅子座がらみで太陽の神。太陽の神は毎日空を渡り全てを見る。二枚目は古代オリエント文明。世界史にも出てくるハムラビ法典上部装飾。左がハムラビ王。右が太陽の神。肩から炎が出る。全てを見る太陽の神は正義の神とも考えられ、地上の代理人である王に権威のしるしを渡します。
浮気現場を押さえられた側。2023.07.30 10:30続き。前作同様ベラスケス。こちらは戦の神。どこか元気がない。何故?どういう場面か解釈に争いがある。戦のむなしさを表す?私は前2作と同じ話を想定していると思う。つまり愛の女神との睦みごとが太陽神に目撃され夫に現場を押さえられ、決まり悪そうにしていると考えます。
太陽の神が告げ口に来る。2023.07.29 10:30獅子座がらみで太陽の神を紹介中。前作愛の女神と戦の神の浮気を目撃したのは太陽の神。太陽の神は空を渡りながら全てを見るのです。ベラスケス。太陽の神が夫鍛冶の神に知らせに来ました。仕草に注目。夫は目をむき驚きます。
浮気現場の空に注目。2023.07.28 10:30フランソワ・ブーシェ。愛の女神ヴィーナスが恋人戦の神と・・・。夫鍛冶の神が目に見えぬ網で浮気現場を押さえる。今注目しているのは獅子座がらみで太陽の神。空に注目。雲の向こうが明るくなっている。空を渡る太陽の神が浮気を目撃していたのです。
太陽の神のバリエーション。2023.07.27 10:30ベリー公のいとも豪華なる時祷書「7月」。地上で行われるのは麦の収穫、羊の毛刈り。空には蟹座と獅子座。内側に描かれるのは「太陽の神」のバリエーション。太陽がこの時期空の蟹座・獅子座の方向にある、ということ。輝く太陽を掲げ車で移動。引いているのは竜。神話の太陽神と違う姿です。
出産場面の空に太陽神。2023.07.26 10:30獅子座の時期。関係するのは太陽。太陽神について紹介中。ルーヴルの至宝ルーベンスの大作連作「マリー・ド・メディシスの生涯」の一場面。主人公が将来のフランス国王ルイ13世を産む。空に太陽の馬車に乗る太陽神。空を上る。つまり出産が「午前中」だったということです。
太陽の神と曙の女神。2023.07.25 10:30獅子座の時期です。獅子座と関係するのは太陽。太陽神は「太陽の馬車」を操り毎日天を渡ります。グイド・レーニ。ここでも太陽神の馬車は四頭立てですよ。先立つのは夜明け前の時間帯を司る曙女神。バラを撒く。囲むのは時間を司る女神たち。太陽の神は明るく輝きます。
「太陽の馬車」は豪華な馬車。2023.07.24 10:30獅子座の時期に入りました。夏真っ盛りの1ヶ月。獅子座と結び付けられるのは太陽。アポロンが太陽神と考えられました。太陽神は「太陽の馬車」を操る。4頭立ての馬車です。これは豪華な乗り物です。太陽神のアポロンはルーヴル宮「アポロンのギャラリー」の主役です。
獅子座のライオンが飛び出す。2023.07.23 13:067/23今日から獅子座の期間。獅子座の方お誕生月おめでとうございます。こちらはギュスターヴ・モロー。獅子座のライオンが十二の星座が並ぶ「黄道」(太陽の通り道)から飛び出します。太陽神の落とし胤パエトンが父から「太陽の馬車」を借りる。制御できず星座たちが怒ります。
ダンテの「神曲」最後の導き手。2023.07.21 14:21フィリピーノ・リッピの最も有名な作品が左。右はムリリョ。プラド美術館。同じ衣装の修道士。聖ベルナルドゥス。聖母信仰で知られる。ダンテの「神曲」は地獄や煉獄・天国を旅する話。前二者の導き手が詩人ウェルギリウス。天国編最終段界の導き手がこの人です。
フィリッピーノはフィリッポとルクレツィアの子2023.07.21 00:38こちらフィリッポ・リッピ。フィリッポは修道士で若く美しい修道女ルクレツィアに魅かれ子供ができてしまう。それがフィリッピーノ。聖母はルクレツィアがモデルというのは有名。手前の天使がフィリッピーノの可能性。おじさんのようなキリストがフィリッポ??
メディチ家本家と分家。2023.07.19 10:30続き。フィリッピーノ・リッピの作品はダ・ヴィンチの未完の作品より師で友人のボッティチェリの作品に似る。どちらにもメディチ家の人物が描かれる。ボッティチェリ作品は本家。リッピ作品は分家。誰が誰か。講義で解説します。