キリストと特に近かった三人。2024.02.29 12:22巡礼地の聖人大ヤコブを紹介中。「十二使徒」の中でも特にキリストが心情的に近く感じていたと見られる三人がいます。特別にキリストに伴うことがあり、大ヤコブはその一人。他は弟子のリーダー格ペトロと、キリストが母を託すヨハネ。こちらはキリストの姿が神々しく変わった「キリスト変容」です。
特別に系図をご紹介。2024.02.28 10:00サンティアゴ・デ・コンポステラの聖人大ヤコブについて紹介中。講義でお見せした系図を特別に掲載します。聖なる人物についての記述を集めた「黄金伝説(聖母マリアお誕生)」に基づきます。聖母の母アンナが三回結婚した、という信仰です。背景の作品に描かれる左の二人の女性が聖母の妹です。
大ヤコブとキリストは親戚関係。2024.02.27 12:41巡礼地の聖人大ヤコブはキリストと親戚関係。聖母の異父妹が大ヤコブの母。キリストと大ヤコブは祖母が同じ従兄弟。こちらはルーヴル美術館。聖母が洗礼者ヨハネを身ごもったエリザベトを訪れる場面。両側に二人の女性。上に名前が書かれる。この二人がそれぞれ聖母の妹。右のサロメが大ヤコブの母です...
大ヤコブってどんな人?2024.02.25 12:12巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラは大ヤコブの聖地。大ヤコブってどんな人?弟子の中核「十二使徒」の一人。最初の四人の弟子の一人。こちらはラファエロ。キリストと同じガリラヤ地方出身でもと漁師。ペトロとアンデレの兄弟に続き弟のヨハネとともに弟子になる。父も漁師。母は聖母の異父妹です
父は漁師。母は聖母の姉妹。2024.02.23 10:30続き。では少し拡大した写真。中央高い所が大ヤコブ。額と肩にホタテ貝をつけます。すぐ下巡礼姿が二人の弟子。流れ着いてここを埋葬場所に定めた話は前の記事を。両端左が父ゼベダイ。漁師。母はマリア・サロメで聖母の種違いの妹と考えられ聖母とキリストの磔刑に立会います
「栄光の門」を守る。2024.02.22 10:17続き。サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂メインのファサードは思ったより新しく18世紀建造。とても貴重な12世紀の「栄光の門」を劣化から守るためにその外に作られた形。中央高い所空を背景に立つのが巡礼姿の大ヤコブ。その下に同じく巡礼姿の二人の弟子。両側の塔中程の壁龕に父と母が表され...
主役は中央。四人の仲間。2024.02.21 10:30続き。サンティアゴ・デ・コンポステラ「栄光の門」。中央の柱に座るのが主役の大ヤコブ。向かって右の柱に仲間の使徒たち。中央近く左から弟子の筆頭ペトロ(鍵)・パウロ(古代の賢者風、本)・小ヤコブ(牧者の杖)・ヨハネ(若者姿、福音書)。小ヤコブは同じ名前つながり。ヨハネは弟です。
足下に主役の大ヤコブ。2024.02.20 15:10続き。サンティアゴ・デ・コンポステラ「栄光の門」半円中央キリストの足下の柱に表されるのが大ヤコブ。通常ここはキリストか聖母子が表される栄誉ある場所。巡礼者たちは旅の終わりに大ヤコブの左足に触れたそうです。向こうの柱に並ぶ4人は使徒仲間です。
「神の国」の両側は。2024.02.18 14:07サンティアゴ・デ・コンポステラ「栄光の門」模型がロンドン、ヴィクトリア&アルバート美術館に展示されます。半円部中央は「神の国」。両側にかつてあったのは左が「旧約聖書人物」右が「最後の審判」。世界の始まりからいつか来る裁きの時を経て、救いの実現に至る構成です。
サンティアゴ・デ・コンポステラ「栄光の門」。2024.02.17 10:30サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂最大の見所の一つが「栄光の門」。建物の中にある12世紀の門です。大きい半円部分が神の国。中央にキリスト。四福音書記者が囲み24人の長老が並ぶ。足下に座るのが大ヤコブ。巡礼者の杖を手にします。巻物には「主がわたしを派遣した」 の言葉が書かれます。
石がくぼんで棺になる。2024.02.16 10:30巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラにまつわる大ヤコブの話を紹介中。弟子たちは亡骸を乗せ船に乗りスペインに流れ着く。亡骸を大きな石の上に置くと石が蝋(ろう)のようにくぼんで棺の形になった、という場面です。聖人は既にホタテ貝を付けた巡礼者の姿です。
スペインの地に流れ着く。2024.02.15 10:30続き。大ヤコブの亡骸を乗せた船はスペインにたどり着く。弟子達はこの地の女王に埋葬の場所を願う。実は野生の牛を示し車につなげたら認めると言う女王。十字を切ると牛たちは難なくくびきにつく。聖人の頭と体はつながっています。聖人と弟子はすでにホタテをつけています。