石がくぼんで棺になる。

巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラにまつわる大ヤコブの話を紹介中。弟子たちは亡骸を乗せ船に乗りスペインに流れ着く。亡骸を大きな石の上に置くと石が蝋(ろう)のようにくぼんで棺の形になった、という場面です。聖人は既にホタテ貝を付けた巡礼者の姿です。

(アストルガの画家「舟から降ろされた聖大ヤコブの亡骸」、16世紀前半、マドリード、ラザロ・ガルディアーノ美術館、90×77.5cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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