本当にいたんじゃないかと思ってしまう。2024.01.12 11:00プラド美術館の近くティッセン・ボルミネッサ美術館には結構いい作品がある。カラヴァッジョ。聖女カテリナ。高貴な生まれで非常に聡明。神について議論しローマ帝国の学者50人がキリスト信者になってしまう。伝説の人物なのに実在した人のように思ってしまう表現です。
聖書のユディト異なるユディト。2023.11.10 14:17旧約聖書の有名な女性を紹介中。ユディトは敵の総司令官の首を切る。有名なのはカラヴァッジョ。聖書ではユディトは美徳にあふれ誰からも尊敬される美しい未亡人。娼婦と客のように描く表現は聖書から離れます。情欲に溺れることへの警告。見る者は男性に自分を重ねます。
カラヴァッジョでも「神は光」。2023.08.29 10:30カラヴァッジョ作品でも「神は光」で示される。出世作「マタイの召命」。キリストが徴税人であったマタイに「わたしに従いなさい」と呼びかける。徴税人は嫌われ者。信じられず驚くマタイ。私ですか?という身振り。指さすキリストの側からマタイに光が差す。神の暗示です。
太陽が蟹座の方向にあるのが蟹座。2023.06.27 10:30蟹座の方に贈りたい絵画。カラヴァッジョ。神話の偉大な三人の神が我々の世界を外から見守る。中央の黒い部分が地球。地球から見た空「天球」に帯状に十二星座が並ぶ。魚座、牡羊座、牡牛座、双子座が並ぶ。右の白い○は太陽で次の蟹座に位置する。注文者が蟹座の人でした。
カラヴァッジョは拷問機械がよくわかる。2023.06.11 10:30カテリナは人気聖女。こちらはカラヴァッジョ。聖なる女性一番人気は聖母。次はマグダラのマリア。カテリナは恐らくその次。高貴な生まれ。聡明。刃物を埋め込んだ車輪を四つ組み合わせ二つずつ反対に回転させ中にカテリナを放り込み切り刻む・・・という拷問機械が考えられる。神はこれを破壊します。
【名品83】「聖母の死」カラヴァッジョ2023.01.10 12:00【ルーヴル美術館の名品150選83】。カラヴァッジョ。こときれた女性。うずくまり泣く女性。まわりを囲み悲しみの感情を様々に表わす男性たち。亡くなったのは誰か。聖母。それまでに誰も見たことのなかった劇的で、人間的な「聖母の死」の表現です。
【名品82】「女占い師」カラヴァッジョ2023.01.09 12:00【ルーヴル美術館の名品150選82】。「女占い師」と言われているのはキリスト教社会では異分子の流浪の民。原題は「嬉しい出来事を知らせる女」。男性が喜びそうなことを言っている。手相を見るふりをしその隙に指輪を盗む。火遊びを期待する男性。視線に注目です。
東方三賢王の礼拝に続く話。2023.01.09 10:50カラヴァッジョ「エジプト逃避途上の休息」甘美。時期的に今頃の話。昨日が東方の賢者が救い主の礼拝に来た日。賢者たちは途中エルサレムに寄る。ユダヤ人の王が救い主の誕生を知り立場が脅かされることを恐れる。王は同年代の赤ん坊を殺す命令を出しキリストの家族は逃れます
カラヴァッジョが描く黄道十二宮。2022.12.03 10:30カラヴァッジョにこんな天井画があるなんて!唯一のフレスコ画。最高神と二人の兄ネプチュヌスとプルトン。地球とそれを取り巻く天球を外から動かしているのです。帯状のものは黄道十二宮。何座が見つかりますか?
トマスは「疑い深い」。2022.09.12 12:22キリストの弟子の中核十二使徒の一人トマスは「疑い深い」トマスと言われる。キリストの復活を、脇腹の傷に触れようやく信じる。カラヴァッジョの表現は傷と指の表現が生々しい。トマスの意識は指先に集中しています。
キリストの弟子マタイと天使。2022.08.30 10:41キリストの弟子の一人マタイは天使と描かれるのが通常。書き物をするマタイに語りかける天使。書いているのは「福音書」。キリストの生涯と教えの証言。マタイの福音書は人間キリストの系譜から始まるので、人間の姿をした天使が目印とされる。
ルーベンスとカラヴァッジョのマタイ。2022.08.23 10:45ルーベンスが描く肖像画のようなキリストの弟子達の表現を紹介中。1枚目がマタイとされるものではあるものの、通常の表現とは違う。マタイを描く最も有名な作品は2枚目、カラヴァッジョ「マタイの召命」。人々から嫌われる徴税人だった彼をキリストは召し出します。