神々の宴②。禍々しい人物。

前の記事の続き。この場面のポイントは喜ばしい結婚の宴なのに、禍々しい人物がいるということ。これは争いの女神。一人だけ「不吉だから」と招かれず、怒り宴に争いの種を投げ込む。手にしたふいごは「怒りをあおる」ということでしょう。

(ヘンドリック・デ・クラーク作「テティスとペレウスの婚姻の宴(部分)」、1600-1625年頃、パリ、ルーヴル美術館RF1945-17、54.5××76.5cm)

(ヘンドリック・デ・クラーク作「テティスとペレウスの婚姻の宴」、1600-1625年頃、パリ、ルーヴル美術館RF1945-17、54.5××76.5cm)

名画を読み解く

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