メトロポリタンのバウツ。「聖母子」。

母と子のふれあいを描きながらどこか悲しげ。これも聖母子。聖母が赤と青の衣装でない時もある。暗い色の衣装は「悲しみ」を暗示。キリストの死の運命を暗示します。小型。教会用でなく個人の瞑想のための作品です。

(ディーリック・バウツまたはディルク・ボウツ作「聖母子」、1455-1560年頃、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、21.6×16.5cm)

名画を読み解く

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