十字架降架。ルーベンスとファン・デル・ウェイデン。

ルーベンスとファン・デル・ウェイデン。どちらも十字架降架。前者は苦しみに耐えたキリストの身体の存在感が圧巻。後者のキリストは不思議に美しく重量感を感じさせない。後者は人物の表情がすごい。悲しみの表現が圧巻です。後者はプラド美術館の至宝です。

(ピーテル/パウル/ルーベンス作「十字架降架」、1611年、アントワープ、ノートルダム大聖堂、高さ4.21m)

(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作「十字架降架」、1435年頃、マドリード、プラド美術館、2.2×2.62m)

名画を読み解く

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