トマスは「疑い深い」。

キリストの弟子の中核十二使徒の一人トマスは「疑い深い」トマスと言われる。キリストの復活を、脇腹の傷に触れようやく信じる。カラヴァッジョの表現は傷と指の表現が生々しい。トマスの意識は指先に集中しています。

(カラヴァッジョ作「トマスの不信心」、1601-1602年頃、ポツダム、サン・スーシ・ギャラリー、42.5×57.1m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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