目に見えぬ父。見える子。

前の作品は「父なる神/子なるキリスト/聖霊」を全て同じキリストの姿で描いて「本質が同じ」ということを表現。ここでは聖霊だけ鳩の姿。キリストは地上にいたので人間として表現可能。父と子は本質が同じなので、目に見えない父を子の姿で表す、という考え方です。1

(アンゲラン・カルトン作「聖母戴冠の祭壇画」、1453-1454年、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン、ピエール・ド・リュクサンブール美術館、1.83×2.20m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000