最後の審判に天秤。

最後の審判。ファン・デル・ウェイデン。その日人々は墓から蘇り裁きを受ける。裁き主はキリスト。その下で大天使ミカエルが天秤を持つ。ところで天秤座の時期ですね。天秤は、「正義の女神」・「正義」の擬人像が持つもので、かつ「最後の審判」も連想させるものです。

(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作「最後の審判の祭壇画」、1445-1449年、ボーヌ、オテル・デュー(施療院)、2.15×5.60m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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