聖母の姉妹「クロパの妻マリア」⑥

フラ・アンジェリコ。主場面も小さい場面も聖母に関する。左から2つ目は「聖母のエリザベト訪問」。聖母が洗礼者ヨハネを身ごもった親戚の女性を訪れる。この場面に別の二人の女性。これが聖母の姉妹と聖書に書かれ、信じられた二人の女性「クロパの妻マリア」と「ゼベダイの子らの母」というわけです。

(フラ・アンジェリコ作「受胎告知」、1426年頃、マドリード、プラド美術館、1.94×1.94m)

名画を読み解く

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