「室内履き」の絵。

ルーヴル美術館展最も気になる作品「室内履き」。奥に一部見える絵が解読の鍵になる。意識されているのは別の画家によるこちら。両親が娘をいさめていると長く解釈されていた作品。違う感じしますね。最近では客と娼婦の交渉と見られています。婚外の性行為が行われている暗示です。

(ヘラルト・テル・ボルフ作「意味ありげな会話」、1654年頃、アムステルダム、国立美術館、0.71×0.73m)

(サミュエル・ファン・ホーホストラーテン作「室内履き」、1669年、RF2129、パリ、ルーヴル美術館、1.03×0.70m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

名画を読み解く

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