「室内履き」と「ワインを飲む女性」。

ルーヴル展「室内履き」はルーヴル蔵右と比べると意味が見えてくる。間取り:中流階級の家。画中画:左は娼婦、右はキリストと姦通の女(不義の関係)。鍵穴に鍵・タンスの上の壺と槍を持つ男性の像(性行為)。両方に 空の椅子。いるべき人がいないこと、夫の不在の暗示です。

(サミュエル・ファン・ホーホストラーテン作「室内履き」、1669年、RF2129、パリ、ルーヴル美術館、1.03×0.70m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

(ピーテル・デ・ホーホ作「ワインを飲む女性」、1658年、パリ、ルーヴル美術館、RF1974-29、0.69×0.60m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

名画を読み解く

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