「室内履き」のろうそく。

ルーヴル美術館展「室内履き」。正面にろうそく。意味深と思いませんか?このろうそくは傾いて火が消えている。これは神の意に反することが(不道徳なこと)が行われているしるし。わかりやすいのは二枚目の例。神は光。火が付いていなければ「神の不在」を暗示します。

(サミュエル・ファン・ホーホストラーテン作「室内履き」、1669年、RF2129、パリ、ルーヴル美術館、1.03×0.70m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

(マリウス・ファン・ライメルスワーレ作「徴税人」、1535年頃、パリ、ルーヴル美術館、0.94×0.77m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

名画を読み解く

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