ここにも天秤。両替商と妻。

天秤座がらみ続き。こちらも天秤が鍵になる。「両替商とその妻」。両替商は天秤を手にし仕事をする。金や銀の含有量を確かめる。机には硬貨や指輪、高価な品。ここでも天秤には最後の審判の暗示がある。「地上の富にまどわされるな」ということです。

(クエンティン・マサイス作「両替商とその妻」、1514年、パリ、ルーヴル美術館、INV1444、0.70×0.67m、北方絵画部門、リシュリュー翼)

名画を読み解く

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