聖母。赤と青の服。

聖母はよく赤と青の衣装で描かれます。赤と青は「神への愛」と「清らかさ(純潔)」を表します。聖母は選ばれた女性。清らかなまま神の子を産みます。聖母が暗い色の衣装を着ているときは、息子キリストの「死の運命」を暗示して、母としての悲しみを表します。

(ラファエロ作「聖母子と幼い洗礼者聖ヨハネ(または美しき女庭師)(部分)」、1507-1508年頃、パリ、ルーヴル美術館、1.22×0.80m)

名画を読み解く

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