ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工聖ヨセフ」。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの有名な作品。少年時代のキリストを描く、こちらは聖書に記述のない想像上の場面です。聖書の手がかりから養い親のヨセフは大工であったと考えられました。ヨセフが握る道具、足元のT字に配置された木材が、キリストが後にかけられる十字架を連想させます。

(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「大工聖ヨセフ」、1642年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1948-27、1.37×1.02m)

名画を読み解く

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