連作「ウェヌスの物語」。「武装解除される愛の神たち」。

「ウェヌスの化粧」と同じ連作に属する作品です。こちらの主役は女神ディアナ、雲の上で全体を取り仕切る人物です。ここではディアナ取り巻きの者たちが、眠る小さな愛の神たちのいたずらな武器を奪っています。ディアナは厳格な処女神。ウェヌスと対照的な女神です。

（アルバーニ作「武装解除される愛の神たち」、1621-1633年、パリ、ルーヴル美術館、INV11、2.02×2.50ｍ）