「パリ高等法院の磔刑図」はフランス王家とパリゆかりの聖人たちの他、パリの著名な場所が描かれているという意味でも面白い作品です。

「パリ高等法院の磔刑図」は、フランス王家とパリゆかりの聖人たちの他、パリの著名な場所が描かれているという意味でも面白い作品です。1枚目は中世のルーヴルの様子を示す模型。ルーヴルは、パリ高等法院があったシテ宮から見てセーヌ川の対岸に位置します。2枚目左奥の部分に、セーヌ川とその向こうのルーヴルが見えています。

(パリ、ルーヴル美術館)

(アンドレ・ティープル作?「パリ高等法院の磔刑図」、1450年以前着手、パリ、ルーヴル美術館、RF2065、2.26×2.70m)

名画を読み解く

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