「パリ高等法院の磔刑図」で恐らく気になるのが右から二番目、斬られた首を自分で持って立っている人物でしょう。

「パリ高等法院の磔刑図」で恐らく気になるのが右から二番目、斬られた首を自分で持って立っている人物でしょう。この人は聖ドニ（聖ディオニュシウス、サン・ドニ）。初代パリ司教とみなされます。1枚目はこの人に関する作品です。この人はノートルダム大聖堂にも表されていますよ。探してみてくださいね。

（アンリ・ベルショーズ作「聖ディオニュシウス（サン・ドニ）の祭壇画」、1415-1416年、パリ、ルーヴル美術館、MI674、1.62×2.11ｍ）

（アンドレ・ティープル作？「パリ高等法院の磔刑図」、1450年以前着手、パリ、ルーヴル美術館、RF2065、2.26×2.70ｍ）