ギュスターヴ・モロー。「人物たちはまず困惑させる。」

「人物たちはまず困惑させる。そしてむしろ引きつけ魅了する。やがて見る者を夢や抽象的な世界へと導く。これが私が常に、全ての作品の中で望んでいることである」モローの絵画は詩のよう。モローは詩人と自分を重ねます。愛する人を失った悲しみを神話の詩人に重ねる作品です。

(ギュスターヴ・モロー作「エウリュディケの墓のオルフェウス」、19世紀、パリ、ギュスターヴ・モロー美術館、Cat194、1.73×1.28m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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