ルーヴル美術館のメムリンク作品「キリストの復活の三連祭壇画」。復活するキリストの後ろの景色の中には、朝キリストの墓へやってきて墓が空になっているのを見つける三人の女性が描かれています。アーチの部分左右隅には、彫刻を模した表現で、旧約聖書の話が描かれます。左に「弟アベルを殺すカイン」、右に「ライオンを殺すサムソン」。左側が「キリストの死」を暗示して、右側が「死に対する勝利=復活」を暗示します。ディテールが物語や暗示を語っています。
(ハンス・メムリンク作「キリスト復活の三連祭壇画」、1490年頃、パリ、ルーヴル美術館、MI247、MI248、MI249、62×42cm)
(ハンス・メムリンク作「キリスト復活の三連祭壇画(部分)」、1490年頃、パリ、ルーヴル美術館、MI247、MI248、MI249、62×42cm)
(ハンス・メムリンク作「キリスト復活の三連祭壇画(部分)」、1490年頃、パリ、ルーヴル美術館、MI247、MI248、MI249、62×42cm)
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