全てマグダラのマリアです。目印は、おろした長い髪と香油壺。マグダラのマリアは、キリストの足を涙でぬらし髪で拭い、香油を注いだ罪の女性と同一人物と考えられました。マグダラのマリは、復活したキリストが最初に現れた人物です。マグダラのマリアは、キリストの死後、信者たちの迫害の中、小舟で流され、南フランスに流れつきます。ジョルジュ・ド・ラ・トゥールが描くのは、南フランスの洞窟で瞑想にふけるマグダラのマリアです。
(ハンス・メムリンク作「エジプト逃避途上の休息の三連祭壇画(部分)」、15世紀、パリ、ルーヴル美術館、INV1453、INV1454、RF1974-30、47×26cm)
(フラ・アンジェリコ作「聖母戴冠の祭壇画」、1430-1432年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV314、2.09×2.06m)
(アンゲラン・カルトン作「ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンのピエタ」、1455年頃、パリ、ルーヴル美術館、1.63×2.18m)
(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「ランプのマグダラのマリア」、1640-1645年頃、パリ、ルーヴル美術館、RF1949-11、1.28×0.94m)
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