ワインと葡萄の神バッカス。

これら3つの共通項が、ワインと葡萄の神バッカス。1枚目はその生まれに関するエピソードに題材をとっています。神々しい人物はバッカスの父最高神のユピテル。母は人間の女性セメレ。セメレは最高神の妻ユノ女神の策略により、ユピテルの真の姿を見てその威光に絶えられず死んでしまいます。死ぬはずだった赤ん坊は母の胎内から取り出され、最高神の腿に埋め込まれ成長し、生まれます。

(ギュスターヴ・モロー作「ユピテルとセメレ(部分)、1895年、パリ、ギュスターヴ・モロー美術館、Cat91、2.12×1.18m)

(レオナルド・ダ・ヴィンチの工房作「洗礼者聖ヨハネーバッカス」、15150-1515年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV780、1.17×1.15m)

(レオナルド・ダ・ヴィンチ作「洗礼者聖ヨハネ」、1513-1516年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV775、69×57cm)


名画を読み解く

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