王妃マリー・ド・メディシスは、ここでは、孔雀が目印のユノ女神と重ねられています(1枚目)。ユノ女神は神々の王妃。夫のフランス国王アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)はワシが目印の最高神ユピテルの姿です。神々の王と王妃に自分と夫をなぞらえる。最高レベルの神格化です。YOUTUBEの解説も是非。
(ピーテル・パウル・ルーベンス作「王太后のリヨン到着、または王と王妃の対面、1600年12月9日(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1775、3.94×2.95m)
(ピーテル・パウル・ルーベンス作「王太后の肖像画を受け取り愛の神たちに武装解除されるアンリ4世(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1773、3.94×2.95m)
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