【名品101】「真実の勝利」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.27 12:00【ルーヴル美術館の名品150選101】。マリー・ド・メディシスの生涯。最後の場面。未来へのメッセージ。「真実の勝利」。「真実」を「時」が天へ上げる。天上で愛を確認し合う母子。不幸な仲違いのために仮に悪く言う者があったとしても真実は時によって明らかにされる。平和の冠に燃える心臓と手...
【名品100】「息子ルイ13世との和解」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.26 12:00【ルーヴル美術館の名品150選100】。マリー・ド・メディシスの生涯。息子ルイ13世との和解。2・3枚目は先立つ場面。主人公は息子であるフランス国王ルイ13世と仲違いし、国内の貴族は、王太后派と国王派に分かれ二度の武力衝突にまで至る。2・3枚目は主人公の追放と国王からの和解の提示...
【名品99】「息子ルイ13世成人」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.25 12:00【ルーヴル美術館の名品150選99】。マリー・ド・メディシスの生涯。息子ルイ13世成人。摂政だった主人公は政治の実権を息子に返す。船と舵は「国とその舵取り」を表わす。船をこぐ女性達はルイ13世の美徳を表わす。力・信仰・正義・協和。盾に描かれた絵がそれぞれを特定します。
【名品98】「マリー・ド・メディシスの摂政政治礼賛」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.24 12:00【ルーヴル美術館の名品150選98】。マリー・ド・メディシスの生涯。摂政政治礼賛。主人公は王太后の身でありながら堂々と片胸を出す。女神と重ねられているしるし。天秤を持つ。正義の女神の姿。球と笏は権力のしるし。智恵と勇気の女神が付き添う。二人の女性、豊かさと豊穣の擬人像が国の繁栄を...
【名品97】「マリー・ド・メディシスの子供達の縁組み」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.23 12:00【ルーヴル美術館の名品150選97】。マリー・ド・メディシスの生涯。主人公の悲願。子供達をスペインのハプスブルク家と縁組みさせる。左の子が主人公の娘。後のフェリペ4世(ベラスケスが仕える)に嫁ぐ。右がフェリペ4世の姉。主人公の息子ルイ13世の王妃となる。両側に二つの国の擬人像。右...
【名品96】「マリー・ド・メディシスの政策についての神々の協議」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.22 12:00【ルーヴル美術館の名品150選96】。ルーベンスの傑作。連作マリー・ド・メディシスの生涯。神々の協議の場面。神々が話している内容は、夫アンリ4世の死によって幼い息子ルイ13世の摂政となった主人公の悲願である、子供たちをスペイン・ハプスブルク家と縁組みさせること。ところがフランス王...
【名品95】「マリー・ド・メディシスの王太子出産」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.21 12:00【ルーヴル美術館の名品150選95】。マリー・ド・メディシスの生涯。王太子出産。逞しい男性は「健やかさ」を表わす。フランスの40年ぶりの生まれながらの王位継承者。世の中に安定がもたらされるということ。花かごに子供の顔。この後生まれる子供達。たくさん産み王妃の務めを立派に果たしたこ...
【名品94】「王の死とマリー・ド・メディシスの摂政就任」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.20 12:10【ルーヴル美術館の名品150選94】。マリー・ド・メディシスの生涯。王の死。宗教戦争で乱れた国の立て直しに力を尽くしたアンリ4世は暗殺される。偉大な王は神々に天に迎えられる。主人公は幼い王の摂政として国の行方を担うことになる。球は権力、船が国の「舵取り」を暗示します。
【名品93】「マリー・ド・メディシスの王との出会い」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.19 12:00【ルーヴル美術館の名品150選93】。マリー・ド・メディシスの生涯。王との出会い。メディチ家から嫁いできた主人公は、フランス国王と南フランスで始めて出会う。下はその場所リヨンの街の擬人像。城壁型の冠。さて主人公は片胸を出す。夫とともに最高神夫妻になぞらえられた姿です。
【名品92】「マリー・ド・メディシスのフランス上陸」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.18 12:00【ルーヴル美術館の名品150選92】。マリー・ド・メディシスの生涯。フランス上陸。イタリアから船で。出迎えるのは手前がフランスの擬人像。「青地に金のユリ」はフランス王家の紋章。手には金のユリの笏。奥は上陸の地マルセイユの擬人像。冠が城壁の形。名声の擬人像が宙を舞う。海の神々が船を...
【名品91】「マリー・ド・メディシスの縁談」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.17 12:00【ルーヴル美術館の名品150選91】。連作「マリー・ド・メディシスの生涯」。「縁談」。肖像画がフランス国王に示される。はっとする王。アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)。「最も愛された国王」と言われる。親しげに寄り添うのはフランスの擬人像。この後もたくさん出てき...
【名品90】「マリー・ド・メディシスの教育」ピーテル・パウル・ルーベンス2023.01.16 12:00【ルーヴル美術館の名品150選90】。連作「マリー・ド・メディシスの生涯。」「教育」。将来のフランス王妃の少女時代。神話の神々が彼女を囲む。弁論の神。智恵の女神。詩人。三美神。他でもない神々から才能を授けられた、という表現。ルーベンスが用いたこの上ない人物を持ち上げる表現です。