アリアドネ。

前にご覧いただいた古代ギリシアの陶器。クレタ島ミノス王の妃が、牛と交わり産んだ怪物を、都市国家アテネの英雄テセウスが倒す。テセウスの後ろに何かくるんと丸まったものを持つ人物が。これはテセウスに恋し助けたミノス王の娘アリアドネ。巻いてる物は迷宮から抜け出すための糸です。アリアドネの話が、カドモスの子孫の話とつながってゆきます。

(「テセウスとミノタウロス」、前550年頃、パリ、ルーヴル美術館、MNC675、高さ11.5cm)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000