【名品129】「荒野の聖ヒエロニムス」ヨアヒム・パティニール

【ルーヴル美術館の名品150選129】。この画家は「最初の風景画家」と言われ景色の中にたくさんの物語や暗示が盛り込まれる。ここには「ライオンの恩返し」話が描かれている。右側中景・遠景に注目です。

ヒエロニムスは怪我をしていたライオンを助ける。商人が修道院のロバを盗む。2枚目はライオンが商人を見つけたところ。3枚目は商人が修道院に謝罪にきて子々孫々の寄進を申し出るという場面。他にも見逃せないディテールが盛りだくさんです。

(ヨアヒム・パティニール作「荒野の聖ヒエロニムス」、パリ、ルーヴル美術館、1515-1520年頃、RF2429、0.78×1.37m)
(ヨアヒム・パティニール作「荒野の聖ヒエロニムス(部分)」、パリ、ルーヴル美術館、1515-1520年頃、RF2429、0.78×1.37m)
(ヨアヒム・パティニール作「荒野の聖ヒエロニムス(部分)」、パリ、ルーヴル美術館、1515-1520年頃、RF2429、0.78×1.37m)


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