ラ・トゥール「昼の時代」。背景の黒。2021.04.21 10:48ジョルジュ・ド・ラ・トゥール。明るい作品がキャリアの前半「昼の時代」。夜の場面を描くのが後半「夜の時代」。ラ・トゥールは光と影の画家。光の表現がメッセージを語る。1枚目背景の黒は聖人の反省と思索を思わせ、2枚目は悪巧みを思わせる。
春夏秋冬・朝昼夕夜・誕生から滅び。2021.04.18 12:01西洋美術の数のシンボリズム。「4」というまとまりが地上に関することを説明。プッサン最後の傑作連作「四季」。春夏秋冬、朝昼夕夜、誕生・絶頂・衰退・滅びのサイクル。重層的に思索が込められる。
地上の世界は「4」で説明される。2021.04.17 11:57西洋美術の数のシンボリズム。地上の世界に関する様々なことが「4」というまとまりで説明される。東西南北。四つの季節。朝昼夕夜。四大元素。若年・青年・壮年・青年。人間の四つの気質etc.。四枚組のこちらは「四季」と題される。季節以外の暗示も含まれる。わかりますか?
一つ一つは「四大元素」。2021.04.16 12:48西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神「4」は地上。4枚組の連作。「四大元素」に対応。火・土・風・水。地上世界の四つの根本要素。1枚目には鍛冶場の火。他はどう対応するか?
3つの開口部・3つのクッション・三重冠。2021.04.16 12:32西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神「4」は地上。3つの開口部、3つのクッション、冠を三つ重ねた「三重冠」。これらは全て神を暗示します。
数のシンボリズム。何故「12」をよく見るか。2021.04.14 11:45西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神。「4」は地上。では「12」は?「十二使徒」「イスラエル十二氏族」多くの場面に12人。何故か?神と地上を結びつけた数「12」は「完全性・全て」を表わします。三位一体の両側、左右6人ずつ12人。12人が天国の聖人全体を体現しています。
数のシンボリズム。では「7」は?2021.04.13 11:35西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神。「4」は地上。「3」と「4」を結び付けた「7」は?神と地上を結びつける数。システィナ礼拝堂天井装飾では、預言者が7人描かれる。四大預言者と小預言者3人。「神の言葉を預かり」地上の人々に伝える、という人たちです。
数のシンボリズム。「4」は地上のこと。2021.04.12 11:37西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神。それに対する「4」は地上のこと。東西南北、春夏秋冬。地上の多くのことが4つのまとまりで語られる。システィナ礼拝堂天井装飾四隅には?旧約聖書に語られる「民族を救った四人の英雄」が描かれます。地上で困難を乗り越えた人々です。
数のシンボリズム。3の背後に「三位一体」。2021.04.11 14:12西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神と天上を表わす数。これはどこから来るか。キリスト教の「三位一体」という考え方。キリスト教の唯一の神には、父なる神・子なるキリスト・聖霊の三つの姿があるが、これらは唯一の神の三つの姿で、全て神で本質は一つという教義です。
数のシンボリズム。3が神と天。4が地上。2021.04.10 11:53西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神と天上を表わす数。「4」は地上のことを表わす数。5角形のパネル。間に線。聖書に語られる反逆天使の追放の話を描く。上の三角形の部分に天上の世界が描かれ、下の四角い部分に空中での戦いと地上への墜落が描かれます。
ボスとヤン・ブリューゲルの「地上の楽園」。2021.04.08 12:06これらは旧約聖書「創世記」に語られる同じものを描いている。作られたばかりの世界の「地上の楽園」。ボスとヤン・ブリューゲル。後者は平和で美しく無垢な世界。ボスはどこか禍々しい。既に悪が入り込んでいたという表現です。
男女の性的な乱れを暗示。2021.04.07 14:08ボス作「快楽の園」中央パネルの一部。三連パネル形式のこの作品は教会に置かれる祭壇画でなく貴族の個人所有となった「寓意画」。この部分は直感的に何を思わせるか。男女の性的な乱れ。左パネルにアダムとイヴ、右パネルに地獄。三つの部分がどうつながるか。