3つの開口部・3つのクッション・三重冠。

西洋美術の数のシンボリズム。「3」は神「4」は地上。3つの開口部、3つのクッション、冠を三つ重ねた「三重冠」。これらは全て神を暗示します。

(ヤン・ファン・エイク作「ロランの聖母」、1434-1435年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1271、66×62cm)

(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(工房)作「受胎告知(部分)」、1435年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1982、86×93cm)

(カルロ・クリヴェッリ作「聖エミディウスがいる受胎告知(部分)」、1486年、ロンドン、ナショナル・ギャラリー、2.07×1.46m)

(ファン・エイク兄弟作「ヘントの祭壇画(神秘の小羊の祭壇画)(部分)」、1430-1432年頃、ヘント、聖バヴォン大聖堂、3.50×4.61m)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

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