大ヤコブってどんな人?2024.02.25 12:12巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラは大ヤコブの聖地。大ヤコブってどんな人?弟子の中核「十二使徒」の一人。最初の四人の弟子の一人。こちらはラファエロ。キリストと同じガリラヤ地方出身でもと漁師。ペトロとアンデレの兄弟に続き弟のヨハネとともに弟子になる。父も漁師。母は聖母の異父妹です
「神の国」の両側は。2024.02.18 14:07サンティアゴ・デ・コンポステラ「栄光の門」模型がロンドン、ヴィクトリア&アルバート美術館に展示されます。半円部中央は「神の国」。両側にかつてあったのは左が「旧約聖書人物」右が「最後の審判」。世界の始まりからいつか来る裁きの時を経て、救いの実現に至る構成です。
「キリスト生誕」。ムリリョ。2023.12.21 11:00もうすぐクリスマス。キリスト生誕紹介中。愛くるしい表現のムリリョ。羊飼いが礼拝に来て飼い葉桶に寝かされた救い主を見つけ感激する。天使も喜びを表す。救い主をまず礼拝したのは牛とロバ。続いて羊飼い。慎ましい者から救い主に気づきます。牛が我々の注意を引きつけます
「キリスト生誕」。ボッティチェリ。2023.12.19 16:39もうすぐクリスマス。「キリスト生誕」紹介中。ボッティチェリの神秘的な表現。地上に誕生した神の子。聖母と牛・ロバが崇める。ヨセフは物思いにふける。羊飼いと賢者たちが天使に導かれ礼拝に来る。天が開く。天使が輪になり踊る。天使と人間が抱き合い救い主誕生を喜びます
金の笏が許したしるし。2023.11.23 11:00旧約聖書の女性を紹介中。エステルは民族を救った英雄。イスラエルの民の国がなくなり久しい。ペルシア帝国が広大な地域を支配。王妃に選ばれたエステル。大臣の陰謀を知り、着飾り意を決して王の前に出る。王が金の笏をかざしたことが呼ばれず来たことを許したしるしです。
川に流れるのがワイン。2023.11.05 11:002枚目はティツィアーノの特に魅力的な作品の一つ。ロンドン、ナショナル・ギャラリー。こちらはプラド美術館。同じ連作に含まれたものです。2枚目はワインの神と妻の出会い。こちらはワインの神をたたえる場面。ワインを飲み、酔い、楽しむ人々。そのワインは川から汲まれている。水の流れがワインで...
ようやくここにたどり着く。2023.10.23 10:30ワインの神バッカスの話。ようやくここにたどり着く。クレタ島の王女アリアドネは最高神の愛を受けたエウロペの孫。バッカスはエウロペの弟の孫で、同じく最高神の愛を受けたセメレの子。アリアドネは助けた英雄テセウスに捨てられる。バッカスが彼女を見つけ、妻にします。
大天使ラファエル。2023.09.22 10:30我々を常に見守ってくれている最も身近な天使が「守護天使」とするならば、その代表が「大天使ラファエル」です。若者トビアスの旅を見守る。1枚目は魚の内臓を取って指示するところ。後で役立つ。2枚目はレンブラント。全てうまくいき正体を明かし去るところです。
「室内履き」とアルノルフィニ夫妻。2023.08.23 10:30ルーヴル美術館展「室内履き」がらみでろうそくの意味。火がついていないのは神の不在で意に反すること。1・2枚目はロンドンの「アルノルフィニ夫妻」。シャンデリアに意味深な一本のろうそく。これは火がついています。結婚の誓いの場面。「神が見ていること」を示します。
キリストの二人の父。2023.06.19 12:05父の日は昨日だったのですが、キリストの二人の父が描かれるのがこちら。ムリリョ。本当の父が天上の神。マリアの夫ヨセフが養い親。ヨセフが持つのが「しるしが現れた杖」。マリアの夫に選ばれたしるし。天上の父の手に世界を表す球体。聖霊が鳩の姿で降ります。
聖女カテリナ。メムリンクとクリヴェッリ。2023.06.10 12:29ほぼ同時代。1479年と1476年。北のメムリンクと南のクリヴェッリ。ディテールへの驚くべきこだわり。描かれているのは聖女カテリナ。アレクサンドリアの高貴な生まれ。異教の学者たちを論破。皇帝の求愛を拒む。刃物の埋め込まれた車輪で殺されそうになる。人気聖女です。
迫る愛の女神。怒る処女神。2023.05.07 10:30前の記事で愛の女神の恋人として登場していたのが美青年アドニス。1枚目。愛の女神がアドニスにしがみつく。対象的なのが処女神ディアナ。厳格。男性には絶対に裸体を見せない。偶然見てしまった人間アクタイオンは鹿にされ自分の狩猟犬に殺されます。