第五回 カラヴァッジョ「聖母の死」他。2022.07.31 11:30ルーヴル美術館名品150選(全11回)はNHK文化センターオンデマンドでご覧いただけます。詳細は下記リンクから。第五回はカラヴァッジョ「聖母の死」他。リアル過ぎる表現。こときれた聖母。キリストの弟子たちが嗚咽する。光がキリストの到来を暗示します。
メトロポリタンのカラヴァッジョ。2022.04.06 01:36メトロポリタン美術館展 のカラヴァッジョ。「音楽」「恋」「酒」の喜びを暗示。「音楽」は納得。他の2つは?左奥の人物に注目。人間ではない人物が。背中に翼、矢を背負う。これは愛の神。手元にブドウ。ワインを暗示します。
メトロポリタンのラ・トゥール「女占い師」。2022.04.05 10:40メトロポリタン美術館展 のラ・トゥール。3枚目ルーヴル美術館カラヴァッジョの影響が。カラヴァッジョは人物を2人にしぼり、盗みをはたらく流浪の民の女性とアヴァンチュールを期待する男性の視線の緊張感が秀逸。追随者たちは敬意を表し、様々なバージョンを生み出します。
キリストについての証言を残した四人。2022.03.20 14:30「旧約聖書」は救い主到来前、「新約聖書」は救い主キリストが現れてからの部分。後者の中核が福音書。キリストの生涯と教えの記録。四人の著者の証言が納められる。写真の四人。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ。それぞれ天使・ライオン・牡牛・ワシがシンボルです。
悪女?高潔な女性。2022.02.13 16:25クラナッハ(クラーナハ)の女性は独特の魅力。1枚目はクラーナハの「ユディト」。旧約聖書の女性。カラヴァッジョの2枚目と同じ人物。男性の首を切る。悪女?いえいえ、高潔な女性。民族を救った英雄です。どういう話か?
蛇と言えばメデューサ。2021.09.10 03:35名画を読み解く。神話の神々・人物と生き物の話。最高神の伝令役メルクリウスは2匹の蛇がからんだ形の杖を持つ。蛇と言えばメデューサ。蛇の髪で見た者を石に変える。メデューサは女性。馬を作った海の支配者ネプチュヌスがメデューサとの間に設けた子が翼のある馬ペガサスです
神は光④。2021.07.29 10:30名画を読み解く。レンブラントが描く使徒/福音書記者聖マタイ、カラヴァッジョが描く使徒聖トマス。どちらもキリストの弟子。額に強い光があたる。神は光。マタイは神に導かれキリストについて記述する。トマスは復活したキリストの体に触れが本物であることを理解する。
マタイ。キリスト。トマス。ペテロ。2020.03.18 15:50使徒マタイ。キリスト。使徒トマス。使徒ペテロ・・・。キリストと取り巻く人々。カラヴァッジョは、聖なる人物を我々と同じ人間として描き、は見る者にリアルな共感を呼び起こします。
珍しい斜め横からの構図。2020.03.18 15:49カラヴァッジョ。「キリストの埋葬」。 大型。ヴァチカン美術館の重要作品。キリストの脚を持つのはアリマタヤのヨセフ。 珍しい斜め横からの構図。アリマタヤのヨセフの腕、キリストの膝から下、墓の蓋のかどが、我々の世界に飛び出しているよう。現実と絵画の中の世界の境目が消失していきます。
信じられてきたところと全く違う。2020.03.18 15:46カラヴァッジョ。 「聖母の死」。伝説の物語とも信じられてきたところとも全く違う。聖母の魂を迎えに来るキリストも、天の一団も歓喜の歌もここにはない。聖母を慕うキリストの弟子たちの悲しみが胸に迫る。光が語る。神の光が聖母を照らします。
見慣れた仕草でキリストと気づく。2020.03.18 15:45カラヴァッジョ。 「エマオの晩餐」。キリストの死の翌々日。エルサレムからエマオの村に向かう二人の弟子に謎の人物が同行する。共に宿をとることになる三人。パンを賛美する見慣れた仕草で、弟子たちはそれが復活したキリストであったと気づきます。
まるでキリストが目の前にいるかのよう。2020.03.18 15:44カラヴァッジョは聖なる人物を見る者と同じ人間として描く。「キリスト逮捕」。中型の作品。近づいた構図。まるでキリストが現実に目の前にいるかのよう。運命を知り苦悩しながらも受け入れるキリスト。兵士の腕が我々の世界にはみ出すよう。我々を画面の中の世界に引き入れます。