スペインツアー(2024/4/17)エル・エスコリアル⑫。2024.07.07 09:59スペインツアー。マドリード近郊エル・エスコリアル宮殿。皇帝カール5世、息子のフェリペ2世が重用したのがヴェネツィア絵画最大の巨匠ティツィアーノ。父皇帝の亡骸が霊廟が完成するまで一時的に置かれた場所の祭壇画。鉄の寝台に寝かされ石炭で焼かれ殉教したラウレンティウスが描かれます
川に流れるのがワイン。2023.11.05 11:002枚目はティツィアーノの特に魅力的な作品の一つ。ロンドン、ナショナル・ギャラリー。こちらはプラド美術館。同じ連作に含まれたものです。2枚目はワインの神と妻の出会い。こちらはワインの神をたたえる場面。ワインを飲み、酔い、楽しむ人々。そのワインは川から汲まれている。水の流れがワインで...
ようやくここにたどり着く。2023.10.23 10:30ワインの神バッカスの話。ようやくここにたどり着く。クレタ島の王女アリアドネは最高神の愛を受けたエウロペの孫。バッカスはエウロペの弟の孫で、同じく最高神の愛を受けたセメレの子。アリアドネは助けた英雄テセウスに捨てられる。バッカスが彼女を見つけ、妻にします。
バッカス一族への女神の怒り⑦2023.10.21 10:30ワインの神バッカスの一族が最高神の妻女神の怒りを買っているという話。発端が2枚目、フェニキア地方の王女エウロペ。最高神にさらわれる。エウロペの弟がカドモス。カドモスの娘が1枚目セメレ。同じ一族の者がまたしても最高神の愛を受ける。セメレの子がバッカスです。
バッカスの一族への女神の怒り①。2023.10.15 10:30秋。ワインと葡萄の神バッカスの話。この一族は最高神の妻ユノ女神の怒りを買っている。発端はこの話。最高神が地中海東岸フェニキア地方の王女エウロペを見初め白い雄牛に姿を変え、クレタ島にさらう。エウロペは子供を産み話が続きます。
迫る愛の女神。怒る処女神。2023.05.07 10:30前の記事で愛の女神の恋人として登場していたのが美青年アドニス。1枚目。愛の女神がアドニスにしがみつく。対象的なのが処女神ディアナ。厳格。男性には絶対に裸体を見せない。偶然見てしまった人間アクタイオンは鹿にされ自分の狩猟犬に殺されます。
ヴィーナスは女性の魅力を体現。2023.04.26 10:30牡牛座と結びつくのは愛の女神ヴィーナス。愛と快楽、愛と美の女神。女性の魅力を体現する女神です。美術では非常にたくさんの作品に描かれます。有名な作品も多数。自分の星座は?から始まって絵画の面白さに興味を向けるのもありですね♪
牡牛座。ティツィアーノの作品。2023.04.23 10:404/21日頃から1ヶ月が牡牛座の期間です。こちらもとになった物語。神話の最高神ユピテルが地中海東岸の王女エウロペに目を留め、美しい白い牡牛に姿を変え、気を許し背中に乗ったところで連れ去ります。愛の神たちは、恋する気持ちを表します。お供の乙女たちが呆然と見ています
アドニス。本当に壮絶なのは出生の話。2023.04.20 11:301枚目は ルーヴル美術館展 ヴィーナスとアドニス。猪に突かれ死んでしまった恋人。2枚目がティツィアーノ。プラド美術館。よく取り上げられる話だが実は物語的にさらに面白いのはアドニスの出生。娘の実の父に対する禁断の愛から生まれる。壮絶。
【名品138】「ウサギの聖母」ティツィアーノ2023.03.05 12:00【ルーヴル美術館の名品150選138】。聖母は赤と青の衣装で描かれる。聖女カテリナがキリストを抱く。ウサギは本来「淫欲」の象徴(子供をたくさん産むから)。淫欲を押さえ込む聖母。処女懐胎の暗示。カテリナは「殉教処女聖女」の代表。聖母の純潔を強調します。聖母がウサギと描かれるのは意外...
【名品137】「鏡を見る女性」ティツィアーノ2023.03.04 12:00ルーヴル美術館。名品150選。ティツィアーノの魅力的な女性像の一つ。この女性は誰か?露出度の高い姿。恐らく高級娼婦。明るい色の長い髪、白い肌、ふっくらした顔立ちはヴェネツィアの美の条件。ヴェネツィア絵画に多く見られる。香油壺はマグダラのマリアの目印。密かな暗示が?講義でお話いたし...
【名品136】「田園の奏楽」ティツィアーノ2023.03.03 12:00【ルーヴル美術館の名品150選136】。マネの「草上の昼食」に着想を与えたのがこの作品。マネの作品はスキャンダラスで挑発的。ここでは女性たちは人間の女性たちではない。ここには異質なものが平和に共存する伝説の理想郷のイメージが表わされます。