ミケランジェロが描くアダムとイヴ。2023.11.29 11:00旧約聖書の最も有名な女性はイヴ。無数に描かれる。ミケランジェロ。システィナ礼拝堂天井装飾。「原罪(人類最初の罪)」と「楽園追放」。「神が禁じた果実を食べても死ぬことはない、神のように賢くなれる」と誘惑した蛇はここでは女性の姿です。
第一の圏(たに)が辺獄。第二の圏にミノスと恋人。2023.01.27 10:30ダンテ「神曲」の話。哀れな恋人たちがいるのは地獄の浅いところ第二の圏(たに)。第一の圏は「辺獄」といい異教の立派な人がいるところ。地獄と煉獄の導き手、ダンテが先生と敬愛する詩人ウェルギリウスはここの人。第二の圏の入口に裁判官ミノスがいて罪人を振り分けます。
ミケランジェロ。地獄の入り口。2023.01.26 14:29ミケランジェロ「最後の審判」地獄の部分。入口にいる蛇の尾が体にまきつく人物が地獄の裁判官ミノス。ダンテによるとミノスは罪業を全て知り罪人が落とされる場所に従い尾を体に巻き付ける。ダンテの「神曲」は文学作品ですがキリスト教美術に少なからぬ影響を与えています。
最後の審判。入り口と中。2023.01.23 12:00どちらも有名な最期の審判。ミケランジェロとジオット。ジオットは地獄の中まで描く。ミケランジェロが描くのは入り口です。隅に見えるボスらしき人物はジオットは悪魔大王。ミケランジェロは似てるようですが違う。地獄の裁判官ミダス王。罪人を食っていませんね。
キリストの動作が生み出す動き。2022.10.02 13:44ミケランジェロの「最後の審判」。全体を俯瞰すると大きな動きがあるのがわかりますか?キリストの動きに合わせ、左下から死者が蘇り空中に引き上げられ、聖なる仲間に入れぬ者は右下へ落とされる。大塚国際美術館に実物大再現がありますね。解説ツアー計画中。
この人は「最後の審判」のどこに?2022.07.08 11:30十二使徒中バルトロマイはすぐ特定できるという話。1枚目はルーベンス。目印はナイフ。殉教方法が「ナイフで生皮をはがれた」から。ミケランジェロの「最後の審判」中、有名な人がこの人です。ナイフを手にし、人間の抜け殻を持っている人です。
魚に呑み込まれた預言者とキリスト。2022.03.04 15:07魚に呑み込まれたヨナは、システィナ礼拝堂の正面、預言者仲間たちの中で一番いい場所を占めている。実はヨナはキリストと結びつけられる。3日後に魚の腹から出られたことが、キリストが死の3日後に復活することの暗示(予型)である、というわけです。
魚に吞み込まれた預言者。2022.03.02 13:28美術作品の中の魚の話を紹介中。こちらは、ミケランジェロ、システィナ礼拝堂、天井装飾の一部。「預言者」の中に、大きな魚と描かれた人がいる。預言者は神の言葉を聞く人。この人はヨナ。異教徒に呼びかけよと神の命令を受け、嫌がって逃げる。そして魚に呑み込まれます。
ペトロの鍵。教皇の鍵。2021.10.20 00:05ミケランジェロ、ラファエロ、ジオット。いずれもヴァチカン美術館の必見作品。ペトロはキリストの弟子の中核十二使徒の中心人物。初代教皇。どの表現でもペトロは鍵を持つ。キリストに「天国の鍵」を与えられたから。教皇はこの鍵を受け継ぐ。紋章には2本の鍵が描かれます。
教皇とミケランジェロ、ラファエロ。2021.10.07 11:55教皇ユリウス2世は「ユリウス・カエサル2世」とも言われたほど政治的手腕を発揮する。芸術面で残した功績も大。ミケランジェロ、ラファエロに教皇宮殿の装飾を依頼。続く教皇は路線を継承。
神々の宴⑭。飲み過ぎで太ってしまったワインの神。2021.09.24 14:29ツタの葉の冠を被り酒を飲むのはワインと葡萄の神バッカス。寄り添うのは妻アリアドネ。多くの場合神らしい美しい姿で描かれますがここではお酒の飲み過ぎで・・・太った姿。ミケランジェロの彫刻はちょっとぽっちゃりしてますがこちらは・・・かなりです
最後の審判の聖人たち。洗礼者ヨハネ①。2021.06.12 10:50ミケランジェロ「最後の審判」の聖人たち。X型の十字架を持つアンデレの左が、洗礼者ヨハネです。この人は反対側のペテロと同様目立っている。ダ・ヴィンチが描いたこの人と同じ人です。目印は毛皮の衣。この人ははキリスト教の大勢の聖人中「最重要」とされる人物です。