スペインツアー(2024/4/15)プラド美術館①。2024.04.20 12:56スペインツアー。いよいよ今日からプラド美術館たっぷり見学です。教室での講義をギャラリーで。午前の部がスペイン絵画。午後の部がイタリア、オランダ、ドイツの絵画。明日はフランドル絵画です。美術館正門。入口は別の場所なので意外に見ていない方も。彫刻の人物はやはりベラスケスです
騎士団の守護者が大ヤコブ。2024.03.17 15:41ラス・メニーナス。ベラスケスの胸にサン・ティアゴ騎士団の紋章。騎士団起源は12世紀。スペインがイスラム勢と戦っていた時代。聖大ヤコブが守護聖人とされる。領土奪還の戦いを目的とする団体だったものが後に巡礼者の保護や世話もするように。画家の時代には王が与える名誉のしるしになっていまし...
酔っ払いの描写か神話画か。2023.11.06 11:00秋なので先月からワインと葡萄の神を題材にした作品を紹介中。こちらはプラド美術館。光を浴びる男性がワインの神。ベラスケスは身近でリアルな日常の品物・人々を描く作品からスタート。神話の神が酔っぱらい達の中に溶け込みます。かつてない異例の表現です。
スペイン絵画の四大巨匠は。2023.10.27 10:30スペイン絵画の四大巨匠はエル・グレコ、リベーラ、ベラスケス、ムリリョ。写真は全てプラド美術館の至宝群。プラド美術館の定時講座にて。下の写真ベラスケスは世界で恐らく最も美しいキリスト。ムリリョは最も愛くるしいキリストかも。
浮気現場を押さえられた側。2023.07.30 10:30続き。前作同様ベラスケス。こちらは戦の神。どこか元気がない。何故?どういう場面か解釈に争いがある。戦のむなしさを表す?私は前2作と同じ話を想定していると思う。つまり愛の女神との睦みごとが太陽神に目撃され夫に現場を押さえられ、決まり悪そうにしていると考えます。
太陽の神が告げ口に来る。2023.07.29 10:30獅子座がらみで太陽の神を紹介中。前作愛の女神と戦の神の浮気を目撃したのは太陽の神。太陽の神は空を渡りながら全てを見るのです。ベラスケス。太陽の神が夫鍛冶の神に知らせに来ました。仕草に注目。夫は目をむき驚きます。
最も美しいキリストはベラスケス。2023.06.17 12:01続き。前のムリリョ作品が「最も愛くるしい幼子キリストと洗礼者ヨハネ」なら、私が思う「最も美しいキリスト」はこちら。「最も美しい女性聖母の美しさをそのまま受け継いでいるのがキリスト」という考えに基づく。ベラスケス。プラド美術館。
タピスリーの図柄にティツィアーノの作品。2023.05.09 10:30ベラスケス「アラクネの寓話」。奥に人間アラクネが智恵の女神に張り合ってタピスリーを織った場面。絵柄が最初に紹介ティツィアーノの「エウロペの誘拐」になっている。ベラスケスのティツィアーノへの敬意を示す。アラクネは女神に対抗した罰で蜘蛛にされます。
決まり悪そうな戦の神。2023.05.08 10:30プラド美術館の戦の神はベラスケス作。どういう状況かはよくわからない。アヴァンチュールが見つかり決まり悪そうな様子に見える。ルーヴル展来日中2枚目の場面の後か。戦の神は曙の女神とのアヴァンチュールが恋人の愛の女神に見つかる。修羅場があったかも?曙の女神は常に恋するようにさせられます...
ここにもいます。マグダラのマリア。2022.11.16 11:301枚目はベラスケス。2枚目はフェルメール。二つの作品の関係は?マグダラのマリアについて解説中。ここでは聖女と姉妹のマルタが絵の中の絵に描かれる。聖書のこの話は「瞑想も家事もどちらも大切」という内容。手前の二人をそのうえで鑑賞。若い女性が絶妙の表情です。
鏡の面白さ。2022.09.18 11:30鏡の面白さ。続き。どの作品にも正面に鏡。中に人物。画面の外にいる人物が画面の中に取り込まれる。時代順で一番先なのが「アルノルフィニ夫妻」。他の二つは恐らく影響を受けています。2・3枚目はプラド。関西で秋からプラド美術館の解説です。
「ラス・メニーナス」。ここは多分王女の部屋。2021.11.19 23:30王女は髪がボサボサで遊び相手が犬を蹴っ飛ばす。王女の侍女が王女の機嫌をとり、教育係とお目付役が控える。ほとんどの人物は王女の取り巻き。ここは多分王女の部屋。さてこちらを向くベラスケスは何を描く?鏡に映る両親は何をする?「ラス・メニーナス」の謎に迫ります。講義にて。