マグダラのマリアの官能性。2023.09.06 15:11ルーヴル展残り1ヶ月弱。マグダラのマリアはキリスト死後の隠棲中の場面は裸体で描かれることが多く、おろした髪と相まって官能性が増す。来日作品は愛しい人を思うように磔刑像を見つめる。右はルーベンスの十字架降下。キリストの足に愛おしげに触れる表現もよく見られます。
マグダラのマリアは南仏で隠棲する。2023.09.03 10:30ルーヴル展残り1ヶ月弱。愛を描く。神への愛の中にマグダラのマリアのコーナー。一枚目が来日中。二枚目は今回来ていませんがラ・トゥール。どちらもキリスト死後の伝説、南仏の洞窟での隠棲を描きます。裸体で描くのはこの間聖女はまとうのは長い髪だけだったという話があるからです。
ラ・トゥールの光。2023.09.02 10:30闇を照らす光。「神は光」。ろうそくの火、松明の火が聖なる人物を照らす神の光を表します。マグダラのマリアは洞窟で30年間隠棲する。イレネはキリスト教徒迫害の時代、瀕死の聖人セバスティアヌスを介抱します。
【名品137】「鏡を見る女性」ティツィアーノ2023.03.04 12:00ルーヴル美術館。名品150選。ティツィアーノの魅力的な女性像の一つ。この女性は誰か?露出度の高い姿。恐らく高級娼婦。明るい色の長い髪、白い肌、ふっくらした顔立ちはヴェネツィアの美の条件。ヴェネツィア絵画に多く見られる。香油壺はマグダラのマリアの目印。密かな暗示が?講義でお話いたし...
【名品56】「ランプのマグダラのマリア」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール2022.12.14 12:00【ルーヴル美術館の名品150選56】。改悛した罪の女性。もと娼婦でキリストによって罪を赦されたと考えられる。復活したキリストが最初に姿を現した人。信者の迫害の中追放され南フランスに流れ着いたと考えられる。洞窟での瞑想の場面です
ダ・ヴィンチ・コードとマグダラのマリア。2022.11.24 11:30ダ・ヴィンチ・コードが何故マグダラのマリアと関係していたかというと、聖女が南仏マルセイユに流れ着いたという伝承があったから。布教後兄弟のラザロがマルセイユの司教となる。仲間はエクス・アン・プロヴァンスに移り布教を続け、マグダラのマリアは瞑想生活に入ります。
マグダラのマリア。南フランスでの隠棲。2022.11.23 12:05マグダラのマリアを描く二つのよく知られた作品。これらはこうして聖女が仲間とともに小舟で流され南フランスにたどりついた後、ひとり山の中で隠棲を始めた時の様を描いています。30年の孤独な生活。服は擦り切れ裸体ということ。聖女は瞑想的。2枚目では天使を見ています。
マグダラのマリアの物語⑥「天使に天に運ばれるマグダラのマリア」。2022.11.22 11:00ジオットの表現はいいなあ。素朴な中に人間ドラマがある。マグダラのマリア伝説。聖女は南フランスの人里離れた山に入り瞑想生活を始める。天使が日に7回天に運ぶ。この隠修生活が多くの画家が題材とした「悔悛するマグダラのマリア」の舞台です。
マグダラのマリアの物語⑤「死んだ王妃」。2022.11.21 08:58マグダラのマリアの伝説。前の話の左下に描かれるのは続く奇跡の話。改宗した王と王妃が聖女のすすめにしたがい巡礼に行く。途中王妃は子供を産み死んでしまう。苦渋の思いで遺体は付近の島に置かれるが、数年後王が戻ってみると加護により王妃も子供も生きていたという話です
マグダラのマリアの物語④「マルセイユ漂着」。2022.11.20 11:30「マグダラのマリアの礼拝堂」。ここからが面白い。出典は「黄金伝説」。キリストの死の14年後聖女は兄弟姉妹のラザロとマルタ、キリストの弟子の一人マクシムス、キリストに盲目を癒された者他と舵のない小舟に乗せられ海へ流される。船は南フランスマルセイユに漂着します。
マグダラのマリアの物語③「我に触れるな」。2022.11.19 12:18「マグダラのマリアの礼拝堂」。続く場面の出典は「ヨハネによる福音書」20。聖女が来ると墓は空で白い衣の天使が二人。泣く聖女に声をかける者がある。名を呼ばれ振り向くとキリスト。すがりよる聖女をキリストは「私に触れてはならない(ノリメタンゲレ)」と制します。
マグダラのマリアの物語②「ラザロの復活」。2022.11.18 11:30アッシジ。ジオット「マグダラのマリアの礼拝堂」。こちらは「ラザロの復活」。死んで4日経って死臭を放つラザロをキリストが生き返らせる。キリストの足元二人の女性がミイラのようなラザロの姉妹、マリアとマルタ。ベタニアのこの兄弟姉妹とキリストは親しくしていました。