クラナッハ。切られた首を愛撫する。

ルーカス・クラナッハ。ユディト。剣を手にし、切られた男性の首に手をかける。指に髪を絡めさせる様子は優しく愛撫しているかのよう。微笑むのか?呆然としているのか?体をはって民族を守った英雄。ではどのように?酔わせ、寝首をかきます。

(ルーカス・クラナッハ(父)作「ホロフェルヌスの首を持つユディト」、1530年頃、ウィーン、美術史美術館、86×55.7㎝)

名画を読み解く

美術作品の解説をしています。講義はNHK文化センター、栄・中日文化センター他でお聞きいただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000